スペイン・マドリードのテアトロ・レアル(Teatro Real)が4日、5月に予定されていたロシアのボリショイ・バレエ団の公演をキャンセルしたと発表した。ロシアのウクライナ侵略を受けて。声明では「(ロシアのウクライナ侵略が)世界に苦痛と人道主義の深刻な危機を引き起こしている」と述べている。
テアトロ・レアルは侵略が始まった直後の2月27日、《神々の黄昏》の最終日の公演で、ジークフリートの遺体をウクライナの国旗で包むという演出上の変更を行うことで、いち早くウクライナ国民への連帯と深い敬意を表明した劇場の一つ。
また、声明の中で、「(ボリショイ劇場の)総支配人であるウラジミール・ウリンは、ウクライナに賛成し、戦争に反対していると公に宣言しました」に触れ、ロシアにもプーチン大統領に方針転換を促す勇気ある人物たちがいることをしっかり紹介している。
写真:写真:Teatro Real / Javier del Real
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マドリード発 〓 テアトロ・レアルが5月のボリショイ・バレエ団の公演をキャンセル
2022/03/06
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