サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(L’Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia)がチェコの指揮者ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša)を首席客演指揮者に迎えると発表した。任期は2021/2022シーズンから3年。
ローマを拠点とするサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団は現在、英国の指揮者指揮者のアントニオ・パッパーノが首席指揮者を務めているが、ロンドン交響楽団の首席指揮者就任に伴い、2022/2023シーズンを最後に退任することが決まっている。
フルシャはチェコ・ブルノ生まれの39歳。プラハ音楽院でイルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学び、2008年からビエロフラーヴェクの後を継いでプラハ・フィルハーモニアの音楽監督兼首席指揮者に就任。2010年には音楽祭「プラハの春」のオープニングコンサートの指揮者を最年少で務めた。
2011年には英国の音楽雑誌「グラモフォン」で、「大指揮者になりそうな10人の若手指揮者」に選ばれ、2016年にはドイツのバンベルグ交響楽団の首席指揮者に就任。契約延長を重ね、任期は2026年まである。
2017年から英国のフィルハーモニア管弦楽団、2018年からチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者も兼任しており、日本でも2010年から2018年にかけて東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めた。
写真:Česká filharmonie
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ローマ発 〓 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席客演指揮者にヤクブ・フルシャ
2021/07/07
【最終更新日】2021/07/15
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