ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)が所有する衣装をネット・オークションに出品することになった。過去の公演でスター歌手たちが身につけた衣装で、収益はすべて国立歌劇場の若者育成プロジェクトに使われるという。
出品されるのは、エディタ・グルベローバが着用した《ロペルト・テヴェリュー》の衣装など76点。アグネス・バルツァ、ワルトラルト・マイヤー、エリーナ・ガランチャら着用してきた《カルメン》の衣装の他、アンナ・ネトレプコが演じたミカエラの衣装もある。
また、《蝶々夫人》で使われた着物もあるが、日本の職人が日本の生地を使って製作したものという。一方、男性の衣装には《リゴレット》や《ラメンモールのルチア》を出品。《ルチア》の3揃えのスーツはプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、ニール・シコフ、ピョートル・ベチャワたちが着用してきた。
オークションは、オークション・ハウス「Dorotheum」のWEBサイトで6月29日の現地時間午後3時(日本時間午後10時)からスタート。スタート価格は100ユーロから2000ユーロ(約26万円)で、いちばん高いのはグルベローヴァ着用の《ロペルト・テヴェリュー》の衣装。
写真:Wiener Staatsoper
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ウィーン発 〓 国立歌劇場がスター歌手が着用した舞台衣装をネット・オークションに
2021/06/23
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