ドイツのラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団が首席指揮者を務める英国人指揮者マイケル・フランシス(Michael Francis)との契約を延長した。2019/2020シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期は2029年まで延びる。
ラインラント=プファルツ州立フィルはドイツ西部ライン川の西岸の街ルートヴィヒスハーフェンに本拠地を置くオーケストラ。過去の指揮者にはクリストフ・エッシェンバッハ、ベルンハルト・クレー、テオドール・グシュルバウアー、レイフ・セーゲルスタムがいる。
46歳のフランシスはカーディフ音楽院卒業後、2003年にコントラバス奏者としてロンドン交響楽団に入団。2006年のリトアニア・ツアーの際、ショスタコーヴィチの交響曲第4番のリハーサルを任されたのをきっかけに指揮者に転身した。
2007年には、本番12時間前に病気で降板したワレリー・ゲルギエフの代役を見事に務め、指揮者としての評価を固めた。2012年から2016年にかけてスウェーデンのノールショピング交響楽団の首席指揮者を務めた。
また、2015/2016シーズンから米国のフロリダ管弦楽団の音楽監督を務め、サンディエゴ近郊のデル・マーで開催される「メインリー・モーツァルト・フェスティバル」の音楽監督も務めている。
写真:Christian Kleiner
ルートヴィヒスハーフェン発 〓 ラインラント=プファルツ州立フィルが首席指揮者のマイケル・フランシスとの契約を延長
2023/06/02
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