ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラの新制作《ピーター・グライムズ》、新型コロナで初日を3月6日に延期

2022/02/18

バイエルン州立オペラ(Bayerische Staatsoper)が2月28日に初日を迎える予定だった新制作の《ピーター・グライムズ》の上演延期を発表した。新型コロナによる「技術部門と芸術部門のスタッフ不足」という。最初の2公演がキャンセルされ、初日が3月6日にずれ込む。

新しい初日6日の公演は現地時間午後7時(日本時間4日午前3時)から、州立オペラのホームページでライブ配信される予定。ドイツ政府は「オミクロン株のピークを迎えた」として、新型コロナ対策の緩和を進めており、その多くを3月20日をもって終了させることを明らかにしたばかり。

新制作の《ピーター・グライムズ》はシュテファン・ヘアハイムが新演出を手掛けたもので、指揮はエドワード・ガードナー。グライムスにスチュアート・スケルトン、エレン役にレイチェル・ウィリス=ソレンセン、バルストロード船長役にイアン・パターソンが起用されている。

写真:Bayerische Staatsoper


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロサンゼルス発 〓 第92回「アカデミー賞」の作曲賞に『ジョーカー』のヒドゥル・グドナドッティル

  2. パリ発 〓 国立オペラのリスナー総裁が新制作のキャンセルに言及、長引くストライキの影響で

  3. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管に初の常任客演指揮者

  4. ロンドン発 〓 BBCコンサート・オーケストラの首席客演指揮者にアンナ=マリア・ヘルシング

  5. ミンスク発 〓 ベラルーシ国立オペラ管のコンサートマスターたちを反大統領派として解雇

  6. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン・オペラ・フェスティバル、2020年の新作披露は《ファルスタッフ》と《カストールとポリュックス》

  7. ミラノ発 〓 スカラ座が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  8. サンティアゴ・デ・コンポステーラ発 〓 2022年12月をもって、ポール・ダニエルがスペインのガリシア王立フィルの芸術監督を退任

  9. ナポリ発 〓 裁判所がステファン・リスナーの復職認める、サン・カルロ劇場の総裁ポストめぐり

  10. ハンブルク発 〓 ハンブルク州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  11. モスクワ発 〓 ワシリー・ペトレンコがスヴェトラーノフ記念ロシア国立響の芸術監督を辞任

  12. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送響が首席指揮者にラトル

  13. ソウル発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがソウル市立響の音楽監督に

  14. 訃報 〓 ビリー・ゴールデンバーグ(84)米国の作曲家

  15. トロント発 〓 トロント響が歴代の音楽監督5人が共演する特別コンサート

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。