ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(New York Philharmonic)が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表した。本拠地のデイヴィッド・ゲフィン・ホール(かつてのエイブリー・フィッシャー・ホールから2015年に改名)は改修工事に入っていたが、それが予定より前倒しで終わることになり、オーケストラが10月12日のリニューアル・オープンを祝うことになっている。
新シーズンの開幕を飾るのは、2018/2019シーズンから音楽監督を務めるヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮のコンサートで、レスピーギ《ローマの松》をメインにしたプログラム。ただ、ズヴェーデンは2023/2024シーズンを最後に退任することになっており、次期音楽監督をめぐり、新シーズンの客演指揮者に熱い注目が注がれている。
常連以外では、ダリア・スタセヴスカ、カリーナ・カネラキス、ナタリー・シュトゥッツマン、クラウス・マケラ、サントゥ=マティアス・ロウヴァリ、ハンヌ・リントゥ、ラファエル・パヤーレといった客演指揮者たちに注目が集まる。
中でも、米国の音楽メディアでその名前が取り沙汰されているのは、フィンランドのスザンナ・マルッキ。2016年にロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任、2022/2023シーズンでヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を退任することもあり、シカゴ交響楽団の次期音楽監督にも名前が挙がっている。
写真:New York Philharmonic
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ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルが2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、次期音楽監督めぐり注目集める客演指揮者たち
2022/09/05
【最終更新日】2022/09/06
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