イングリッシュ・ナショナル・オペラ(English National Opera)が2022年から5年かけ、ワーグナーの楽劇《ニーベルングの指環》全4部作の新制作に取り組むと発表した。4作のうち、《ワルキューレ》がこの秋に、《ラインの黄金》が2022/2023シーズンに、《ジークフリート》は2024年、《神々の黄昏》は2025年に登場する予定。
「リング・チクルス」の新制作に取り組むのは約15年ぶりで、今回はニューヨークのメトロポリタン歌劇場との共同制作。前回は2004年から2005年にかけて行われ、この時は演出を『マンマ・ミーア! 』や『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で知られる映画監督のフィリダ・ロイドが手掛けた。ただ。今回は1990年代にロイヤル・オペラの新制作を手掛けたリチャード・ジョーンズが新演出を担当する。
指揮者、キャストなどは未定。4作が出揃ったところで通し上演を行う劇場が多いが、これも未定。前回は行われていない。イングリッシュ・ナショナル・オペラはロンドン・コロシアムを本拠地とするオペラ・カンパニーで、すべての作品を英語で上演している。2019/2020シーズンから演出家のアンニリース・ミスキモンが芸術監督に就任している。
写真:English National Opera
ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが5年かけ、新しい《ニーベルングの指環》
2021/03/04
【最終更新日】2021/03/08
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