ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester Leipzig)が5月に予定していた「マーラー・フェスティバル」の延期を発表した。2023年に延期される。新型コロナウイルス対策で、海外からの音楽家や聴衆の旅行、ホールの収容人数などに制限が設けられ、それがいつ緩和、解除されるか見通しが付かないため。
ライプチィヒにとって、グスタフ・マーラー(1860-1911)はゆかりの作曲家。1886年から88年まで市立劇場のカペルマイスターのポストを得て、ゲヴァントハウス管を200回以上指揮するかたわら、交響曲第1番《巨人》を書いている。
今回のフェスティバルは、5月13日に開幕。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、グスタフ・マーラー・ユーゲント管、ミュンヘン・フィル、ウィーン・フィル、MDR響が集い、12日間に10曲の交響曲とオーケストラ作品すべてを取り上げる予定だった。当初の予定は以下の通り。
13日:交響曲第2番《復活》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
・ファン・イン
・ベルナルダ・フィンク
14日:交響曲第2番《復活》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
15日:交響曲第5番 / 歌曲集《亡き子をしのぶ歌》
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(ファビオ・ルイージ指揮)
・ペーテル・マッテイ
16日:交響曲第6番《悲劇的》
ロンドン交響楽団(サイモン・ラトル指揮)
16日:交響曲第9番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(キリル・ペトレンコ指揮)
17日:交響曲第3番
バイエルン放送交響楽団(ヤクブ・フルシャ指揮)
・ゲルヒルト・ロンベルガー
18日:交響曲第10番(クック版)
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団(ダニエレ・ガッティ指揮)
19日:交響曲第4番 / 交響曲《大地の歌》
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(ワレリー・ゲルギエフ指揮)
・アンナ・ルチア・リヒター
・エリーザベト・クールマン
・アンドレアス・シャーガー
20日:交響曲第1番《巨人》 / 《フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ダニエル・ハーディング指揮)
・トーマス・ハンプソン
21日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
・エリン・ウォール
・ジャクリーン・ワグナー
・ファン・イン
・リオバ・ブラウン
・ベルナルダ・フィンク
・パヴェル・チェルノフ
・アドリアン・エレート
・ゲオルク・ツェッペンフェルト
22日:交響曲第7番《夜の歌》
ドレスデン・シュターツカペレ(アントニオ・パッパーノ指揮)
23日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
23日:カンタータ《嘆きの歌》 / 歌曲集《さすらう若者の歌》 / 交響詩《葬礼》
MDR交響楽団(マルクス・スタンツ指揮)
・チェン・レイス
・ゾフィー・ ハルムゼン
・アッティリオ・グレイサー
・ミヒャエル・ヴォッレ
24日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
写真:Leipzig Travel / Strohhut Pictures
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ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が5月の「マーラー・フェスティバル」を2023年に延期
2021/02/12
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