大津発 〓 びわ湖ホールが来年度の公演ラインナップを発表

2019/12/15
【最終更新日】2019/12/21

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールが12月5日、令和2年度(2020年度)の自主事業のラインナップを発表した。ワーグナー作品を上演してきた「プロデュースオペラ」や芸術監督を務める沼尻竜典による「オペラセレクション」、ゴールデン・ウィーク時期の「近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭 2020」などがその中心となる。大晦日恒例の「ジルヴェスター・コンサート」も健在だ。

「プロデュースオペラ」は2016年度から《ニーベルングの指環》4部作の上演に取り組んできたが、続いて《ローエングリン》の上演に挑戦する。2021年3月6日、7日の上演で、演出は栗國淳。一方、「オペラセレクション」は《セビリアの理髪師》。日生劇場との提携事業で、ソリストはオーディションを行い、沼尻は「劇場が創るオペラというものを築きたい」と語っている。上演は2020年11月28日、29日。オペラの上演では、沼尻作曲の《竹取物語》の再演も。こちらは新国立劇場との連携事業。上演は2020年7月23日〜26日。

また、3年目となる「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭 2020」は4月25、26日の開催。音楽祭のテーマは毎回、オペラのアリアから選ばれているが、2020年はベートーヴェンの《フィデリオ》から“不思議な想いが私を満たす”。ラインナップには多彩な公演が並ぶが、ソリスト陣にはニキータ・ボリソグレブスキー、前橋汀子、福川伸陽、宮田大、田村響、舘野泉、砂川涼子といった顔ぶれが揃う。

写真:biwako-hall


    もっと詳しく ▷

関連記事

  1. 東京発 〓 新国立劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  2. 東京発 〓 東京・春・音楽祭が2024年の音楽祭の公演ラインナップを発表

  3. 札幌発 〓 札響の次期首席指揮者にエリアス・グランディ

  4. 宮崎発 〓 宮崎国際音楽祭が2023年の概要を発表

  5. ベルリン発 〓 第2回「オーパス・クラシック賞」決まる

  6. モントリオール発 〓 テノールのジョセフ・カイザーが来年まで出演をキャンセル

  7. 越前発 〓 武生国際音楽祭が開幕

  8. 東京発 〓 N響が2024/2025シーズンの定期演奏会の公演ラインナップを発表

  9. 東京発 〓 来日したエーテボリ響の公演中止、そのまま帰国へ

  10. 西村朗(69)日本の作曲家

  11. 訃報 〓 ディナ・ウゴルスカヤ(46)旧ソ連出身のドイツのピアニスト

  12. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がゲルブ総裁との契約を延長

  13. 大津発 〓 びわ湖ホールが《神々の黄昏》を無観客公演に、同時に無料ストリーミング配信

  14. ウィーン発 〓 2020年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラム発表

  15. パリ発 〓 ゼネスト、パリ国立オペラを直撃

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。