ベルリン発 〓 バレンボイム入院長引き、5月のウェスト=イースタン・ディヴァン管のツアーの指揮をキャンセル

2022/05/04

指揮者のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)の病気療養が長引いている。5月3日にはウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の5月のヨーロッパ・ツアーの指揮をキャンセルすることが明らかになった。バレンボイムは4月13日、ベルリン州立歌劇場管弦楽団のコンサートを前半でキャンセル。その後、入院して治療中。ツアーは5月5日から13日にかけて、パリ、ミラノ、ミュンヘン、ルクセンブルク、プラハを回る。

79歳のバレンボイムは脊椎手術のため2月6日から演奏活動を休止、休養していたが、3月6日にロシアのウクライナ侵略を受けたベルリン州立歌劇場管弦楽団の「平和のためのコンサート」で現場復帰。しかし、その直後から体調を崩し、3月後半のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートをキャンセルするなど、術後の体調が優れない。今回の入院は2週間を突破。炎症性血管疾患と診断され、医師からツアーへの参加を止められたという。

代役を務めるのは、2023/2024シーズンからフランクフルト歌劇場の音楽総監督に就任するトーマス・グガイス(Thomas Guggeis)。ドイツ・ダッハウ生まれの28歳で、シュトラウビング体育学院を経て、ミュンヘンで物理学と指揮を学び、量子物理学の学士号を取得した。その後、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のティンパニスト奏者として活動。指揮者に転身してからバレンボイムのアシスタントを務めていた。

写真:Thomas Bartilla


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ラスベガス発 〓 第64回「グラミー賞」発表

  2. ベルリン発 〓 バレンボイム、80歳記念コンサートもキャンセル

  3. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールがハレルを偲ぶオンライン演奏会

  4. ロサンゼルス発 〓 アカデミー賞授賞式の指揮台に初の女性指揮者

  5. バーミンガム発 〓 バーミンガム市響が無料で5,000席を提供、国民保健サービス関係者向けに

  6. マドリード発 〓 スペイン国立管が首席指揮者・芸術監督のダーヴィト・アフカムとの契約を延長

  7. ケルン発 〓 アンドレス・オロスコ=エストラーダがケルンの音楽総監督に、グザヴィエ・ロトの後任

  8. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウが5月いっぱい閉鎖、「マーラー音楽祭」もお流れ

  9. ローマ発 〓 ガッティが「共和国記念日」を祝うコンサートを指揮

  10. ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルの楽団員が基本給の25%カットに同意

  11. 訃報 〓 ヤン・クレンツ(96)ポーランドの指揮者・作曲家

  12. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場がポネル演出の《フィガロの結婚》をライブ・ストリーミング

  14. ブリスベーン発 〓 オペラ・オーストラリアが《ニーベルングの指環》の新制作を延期、新型コロナの感染拡大受けて

  15. 訃報 〓 バリー・タックウェル(88)オーストラリアのホルン奏者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。