5年ぶりに復帰してバイロイト音楽祭を締め括る2回のコンサートを指揮するアンドリス・ネルソンズ(Andris Nelsons)がその後、バイロイト祝祭管弦楽団を率いて、母国ラトビアのリガ・ユールマラ音楽祭(Mūzikas festivāls RĪGA JŪRMALA)に客演することになった。9月3日と5日に国立歌劇場でコンサートを行う。
音楽祭は2019年、ヴェルビエ音楽祭の創設者マルタン・エングストロームが創設したもの。首都リガと近郊のユールマラで毎夏行われている。今年は7月16日から8月29日に行われるが、予定されていたリッカルド・ムーティ率いるシカゴ交響楽団の客演がコロナ禍で中止となり、その代役にバイロイト祝祭管が登場することになった。
ネルソンスはバイロイト音楽祭で《パルジファル》、《ローエングリン》、《ワルキューレ》、《ワルキューレ》と《神々の黄昏》の音楽を取り上げるが、リガにもそのプログラムをそのまま持ち込む。歌手陣も同行する。
リガの街はワーグナーゆかりの街。ドイツ人が切り拓いたこの街にあったドイツ・バルト人のための劇場で、ワーグナーは1837年から1939年にかけて指揮者として活動していた。また、リガで過ごした時期に《リエンツィ》を作曲したといわれている。
写真:Boston Symphony Orchestra
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リガ・ユールマラ音楽祭 〓 ネルソンズがバイロイト祝祭管弦楽団を率いて登場、シカゴ交響楽団の代役で
2021/02/26
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