ロッテルダム発 〓 音楽界でウクライナへの連帯表明広がる、ロッテルダム・フィル、バーデン=バーデン音楽祭もゲルギエフにプーチン大統領との決別を要求

2022/02/26

オランダのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(Rotterdams Philharmonisch Orkest)がロシアのウクライナ進攻を非難する声明を発表、1995年から2008年にかけて首席指揮者を務めたワレリー・ゲルギエフに対し、ロシアのプーチン大統領の行動から公然と距離を置くように求めた。

声明はゲルギエフへ“最後通牒”といえるもので、今後のコンサート、9月に行っている「ゲルギエフ・フェスティバル」をキャンセルすると踏み込んでいる。声明は以下の通り。

「ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団とゲルギエフ・フェスティバルは、ウクライナへのロシアの侵略に大きな関心を持っています。 ヴァレリー・ゲルギエフがウクライナに対するプーチン大統領の行動から公然と距離を置いていない場合、私たちは彼とのコンサートをキャンセルせざるを得ません。 ゲルギエフ・フェスティバルも9月には開催されません」。

ウクライナへの連帯を表明、翻ってゲルギエフに対してウクライナへの軍事侵攻を推し進めるプーチン大統領との決別を要求する動きが広がっており、ドイツではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に続き、バーデン=バーデン音楽祭、ハンブルクのエルプ・フィルハーモニーなども声明を出し、今後のスケジュールの白紙撤回を示唆している。

写真: Senatskanzlei Hamburg / Jan Pries


関連記事

  1. 訃報 〓 リン・ハレル(76)米国のチェロ奏者

  2. バリャドリッド発 〓 カスティーリャ・イ・レオン響の次期首席指揮者にティエリー・フィッシャー

  3. シュトゥットガルト発 〓 州立バレエが音楽監督を解任

  4. ウィーン発 〓 指揮者のティーレマンが国立歌劇場の名誉団員に

  5. ボローニャ発 〓 市立歌劇場が2022年の公演ラインナップを発表

  6. マドリード発 〓 テアトロ・レアルが5月のボリショイ・バレエ団の公演をキャンセル

  7. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  8. ローマ発 〓 フィレンツェ歌劇場の総裁に就任したばかりのカルロ・フォルテスに対し、労働安全規則違反で16カ月の実刑判決

  9. ニューヨーク発 〓 エマーソン弦楽四重奏団がリンカーンセンターでお別れコンサート

  10. ニュルンベルク発 〓 演出家が歌手の代役 !?

  11. ロサンゼルス発 〓 レナード・バーンスタインの“鼻”が物議、映画「マエストロ」のメイクで

  12. ニューヨーク発 〓 エマーソン弦楽四重奏団が2023年夏の解散を発表

  13. ウィーン発 〓 オーストリア音楽劇場賞の受賞式が市庁舎で

  14. 訃報 〓 グレアム・ヴィック(67)イギリスの演出家

  15. ストラスブール発 〓 ストラスブール・フィルが音楽監督のアジス・ショハキモフとの契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。