フランクフルト発 〓 ジョナサン・ノットがユンゲ・ドイチェ・フィルとの契約を延長

2020/11/24

英国の指揮者のジョナサン・ノット(Jonathan Nott)がユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団(Junge Deutsche Philharmonie)との契約を延長した。ノットは2014年から、ローター・ツァグロセクの後を受け、首席指揮者と芸術顧問を務めている。契約延長で任期は2024年まで延びる。

ユンゲ・ドイッチェ・フィルは1974年の創設。当初は「連邦学生オーケストラ」という名称でスタート、メンバーは18歳から28歳までの音楽家だけで構成されている。フランクフルトを拠点に活動しており、世界ツアーも行っている。

ノットは英国中部ソリフル生まれの57歳。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻した後、王立ノーザン音楽大学で声楽とフルートを専攻、その後、指揮者に転身した。2000年、バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任(-2016)。2014年から東京交響楽団の音楽監督、2017年からジュネーブのスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務めている。

写真:Junge Deutsche Philharmonie / Achim Reissner


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