訃報 〓 レイヴン・ウィルキンソン(83)米国のバレリーナ

2018/12/20
【最終更新日】2023/02/16

アフリカ系の米国人女性として初めて世界的なバレエ団のメンバーになったことで知られる米国のバレリーナ、レイヴン・ウィルキンソン(Raven Wilkinson)が19日に亡くなった。83歳だった。死因などは明らかにされていない。

ウィルキンソンは1935年、ニューヨーク生まれ。幼い頃からバレエの世界に入り、20歳だった1955年に「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」に入団。5人のソリストの一員として活躍したが、米国南部へのツアーで激しい人種差別にさらされたことなどから居場所を失って1961年に退団した。

その後、デパートの売り子、修道院での生活を経験してからバレエの世界に戻り、1967年にオランダ国立バレエ団に入団、ソリストとして活躍した。1974年には米国に戻ってニューヨーク・シティ・オペラに入団。1985年まで現役を続け、その後も2011年までキャラクター・ダンサーとして活動を続けた。

アメリカン・バレエ・シアター(American Ballet Theatre)でプリンシパルダンサーの地位を獲得した最初のアフリカ系米国人ミスティ・コープランド(Misty Copeland)から師として慕われていた。

写真:Dance Magazine / Cherylynn Tsushima





関連記事

  1. ラ・スペツィア発 〓 空母の甲板でオペラ《蝶々夫人》を上演

  2. 訃報 〓 アレクサンドル・ブズロフ(38)ロシアのチェロ奏者

  3. シカゴ発 〓 トランペットのエステバン・バタランがフィラデルフィア管弦楽団を退団、1年経たずに古巣のシカゴ響に復帰

  4. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表、新しい「リング・チクルス」がスタート

  5. ウィーン発 〓 オメール・メイア・ヴェルバーが1シーズンでフォルクスオーパーの音楽監督を退任、後任は首席客演指揮者のベン・グラスバーグ

  6. 訃報 〓 ウィリアム・ベネット(85)英国のフルート奏者

  7. ロンドン発 〓 ヴァイオリンのニコラ・ベネデッティが新しい古楽オーケストラを旗揚げ

  8. ハレ発 〓 ヘンデルの生地ハレのヘンデル音楽祭も開催断念

  9. レノックス発 〓 タングルウッド音楽祭が2024年のスケジュールを発表、ドゥダメルが2006年以来久々に登場

  10. 東京発 〓 2020年度の分配額が過去最高の1206億円、日本音楽著作権協会

  11. ポズナン発 〓 スタニスワフ・モニューシュコ大劇場の音楽監督にイタリアのマルコ・グィダリーニ

  12. リンツ発 〓 リンツ・ブルックナー管弦楽団の首席客演指揮者にリトアニア出身の若手女流指揮者ギールデ・シュレカイテ

  13. 訃報 〓 ヴィルジニア・ゼアーニ(95)ルーマニア出身のソプラノ歌手

  14. ロンドン発 〓 アンドルー・ロイド・ウェバーの新作ミュージカル《シンデレラ 》の開幕を延期

  15. ボーンマス発 〓 ボーンマス響の首席客演指揮者にマーク・ウィッグルスワース

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。