ドイツ・ケルンのWDR交響楽団(旧・ケルン放送交響楽団)が首席指揮者のクリスティアン・マチェラル(Cristian Macelaru)との契約を延長した。マチェラルは2019/2020シーズンから首席指揮者を務めており、任期は2025年まで延びる。
WDR響は、ケルン市を本拠とする西部ドイツ放送(WDR)所属のオーケストラ。歴代の首席指揮者には、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ズデニェク・マーカル、若杉弘、ガリー・ベルティーニ、ハンス・フォンク、セミヨン・ビシュコフがいる。
マチェラルはルーマニア・ティミショアラ生まれの40歳。米国で音楽教育を受け、ヴァイオリニストとして音楽活動をスタート。マイアミ交響楽団の最年少コンサートマスターとして活動した後、マイアミ大学、ライス大学で学び、タングルウッド音楽祭、アスペン音楽祭で研鑽を積んだ。
2014年からフィラデルフィア管弦楽団の正指揮者を務め、2020/2021シーズンからは、フランス国立管弦楽団(Orchestre national de France)の音楽監督に就任することが決まっている。
写真:macelaru.com / Marcus Schlaf
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ケルン発 〓 クリスティアン・マチェラルがWDR交響との契約を延長
2020/06/27
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