訃報 〓 ルーゼン・グネス(80)トルコ出身のヴィオラ奏者

2020/06/03
【最終更新日】2023/02/16

トルコ出身で英国で活動したヴィオラ奏者ルーゼン・グネス(Rusen Gunes)が5月30日、ロンドンで亡くなった。80歳だった。

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1979-1988)、BBC交響楽団(1988-2000)の首席ヴィオラ奏者を歴任した。

アンカラとイスタンブールを結ぶ街道沿いの街ベイパザルの生まれ。アンカラ州立音楽院卒業後、初のソロ・ヴィオラ奏者としてアンカラの大統領交響楽団(Presidential Symphony Orchestra)に入団した。

その後、英国に留学。いったん祖国に戻って兵役についた後、1971年にロンドンに移住した。ロイヤル・オペラ管弦楽団、イングリッシュ・コンソート、イギリス室内管弦楽団で活動した後、ロンドン・フィルに入団した。

2008年からは母国のイズミルヤサール大学(-2016)の教授を務め、後進の指導にも当たった。

写真:Sanattan Yansimalar


関連記事

  1. エディンバラ国際フェスティバル 〓 2021年の概要を発表

  2. ボストン発 〓 ボストン響も2020/2021シーズンのキャンセルを発表

  3. 訃報 〓 フー・ツォン(86)中国生まれの英国のピアニスト

  4. ウィーン発 〓 国立歌劇場が管弦楽団の首席チェロ奏者を解任

  5. バルセロナ発 〓 バルセロナ響の首席客演指揮者にポーランドのマルタ・ガルドリンスカ

  6. シカゴ発 〓 ラヴィニア音楽祭が中止を発表

  7. 東京発 〓 東響が「ニコ動」で「第九」公演をライブ配信、ステージには過去最多のカメラ40台

  8. エディンバラ発 〓 エディンバラ国際フェスティバルの次期芸術監督にニコラ・ベネデッティ、初の女性、初のスコットランド人、初の現役音楽家

  9. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  10. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場の《リゴレット》でレオ・ヌッチが降板、代役にルカ・サルシ

  11. ウィーン発 〓 今年は夏の夜のコンサートの無料開放なし、ウィーン・フィル

  12. パリ発 〓 グスターボ・ドゥダメルがパリ国立オペラの音楽監督に

  13. 訃報 〓 ハンス・ツェンダー(82)ドイツの指揮者、作曲家

  14. ベルリン発 〓 バレンボイムが19日に現場復帰

  15. ライプツィヒ発 〓 18代目の「トーマスカントル」にアンドレアス・ライズが就任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。