ロンドン発 〓 クラシック音楽雑誌「グラモフォン」が「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」のノミネート録音を発表、10日から投票始まる

2022/06/15

英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞「グラモフォン・アワード=Gramophone Classical Music Awards」をめぐり、「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされたオーケストラを発表した。

賞は1977年の創設で、クラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ。さまざまな部門があり、前年1年の録音を対象に「グラモフォン」誌の批評家、放送局や音楽業界のさまざまなメンバーが選考委員を務めている。

その中で唯一、読者のオンライン投票で決定されるのが「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」。ノミネート録音は以下の通りで、投票は6月10日から9月7日にかけて行われる。

 バイエルン州立歌劇場管弦楽団/マーラー:交響曲第7番/キリル・ペトレンコ指揮
 ブタペスト祝祭管弦楽団/ブラームス:交響曲第3番/イヴァン・フィッシャー指揮
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/マーラー:交響曲4番/セミヨン・ビシュコフ指揮
 ハレ管弦楽団/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第9番/マーク・エルダー指揮
 レ・シエクル/ラヴェル:ピアノ協奏曲他/フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮
 マーラー・チェンバー・オーケストラ/モーツァルト:ピアノ協奏曲20番他/レイフ・オヴェ・アンスネス指揮
 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団/シベリウス交響曲全集/クラウス・マケラ指揮
 ピッツバーグ交響楽団/ブラームス:交響曲第4番/マンフレート・ホーネック指揮
 シンフォニア・オブ・ロンドン/ラヴェル管弦楽曲集/ジョン・ウィルソン指揮
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ブルックナー:交響曲第4番/クリスティアン・ティーレマン指揮

写真:Oslo Filharmonien / Rune Bendiksen


関連記事

  1. オスロ発 〓 ノルウェー国立オペラ・バレエの次期音楽監督にエドワード・ガードナー

  2. ウィーン発 〓 アンゲリカ・キルヒシュラーガーがオペラからの引退を表明

  3. ベルリン発 〓 ムターがフェイスブック上で新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかに

  4. マドリッド発 〓 スペイン政府が非常事態を再度宣言、夜間外出禁止

  5. ニューヨーク発 〓 米国唯一のオペラ月刊誌「オペラ・ニュース」が87年の歴史に幕

  6. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・オペラの音楽監督にドミンゴ・インドヤン、ジェームズ・コンロンの後任

  7. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  8. 訃報 〓 ロザリンド・エリアス(90)米国のメゾ・ソプラノ歌手

  9. ラス・パルマス発 〓 「オペラ・ラス・パルマス」が2022シーズンのラインナップを発表

  10. 訃報 〓 リナト・イブラギモヴァ(59)ロシア出身のコントラバス奏者、ロンドン交響楽団の元首席

  11. デュッセルドルフ発 〓 デュッセルドルフ響が首席客演指揮者を務めるアルペシュ・チャウハンとの契約を延長

  12. パリ発 〓 「France Musique」が年末年始、パリ国立オペラによるワーグナー《ニーベルングの指環》4部作をストリーミング配信

  13. フランクフルト発 〓 hr響の次期首席指揮者にアラン・アルティノグリュ

  14. ダブリン発 〓 RTÉ国立交響楽団が首席指揮者にスペイン出身のハイメ・マルティーン

  15. ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭は2028年と2029年に《さまよえるオランダ人》、演出はリディア・スタイアー

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。