訃報 〓 マルチェッロ・ジョルダーニ(56)イタリアのテノール歌手

2019/10/06
【最終更新日】2023/02/16

イタリアのテノール歌手マルチェッロ・ジョルダーニ(Marcello Giordani)が5日、56歳で亡くなった。ドラマティックな役を歌って第一線で活躍中で、欧米の報道によると、心臓発作が原因。シチリア・タオルミーナの自宅で気分が悪くなり、救急車で病院に運ばれたが、間に合わなかったという。

シチリア・オーガスタ生まれで、幼い頃から聖歌隊で歌い、個人レッスンを受けた。いったん銀行員となるが、改めて声楽の道に進んだ。元々はバリトンで、プロ歌手としてのデビューも、1986年にスポレートの「2つの世界の芸術祭」でリゴレットを歌っている。

その後、テノールに転身。1988年。《ラ・ボエーム》のロドルフォを歌ってミラノ・スカラ座にデビュー。1993年には、ネモリーノを歌って、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場にデビューし、200回以上出演している。

写真:Encompass Arts


関連記事

  1. ノールショピング発 〓 ノールショピング交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問にカール・ハインツ・シュテフェンス

  2. ボルツァーノ発 〓 第63回「フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクール」の第1位は韓国のパク・ジェホン

  3. ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  4. ブラティスラヴァ発 〓 スロヴァキア・フィルの次期首席指揮者にダニエル・ライスキン

  5. バルセロナ発 〓 スペインのカダケス管が活動を停止

  6. ボローニャ発 〓 巨匠の没後10年を記念して、ボローニャ市が「クラウディオ・アバド広場」

  7. ミラノ発 〓 スカラ座は7日の新シーズン開幕に向けて準備万端、ネトレプコも肩の手術から現場復帰

  8. ブラティスラバ発 〓 スロヴァキア放送響激震、レナルトが復帰

  9. ローマ発 〓 劇場の閉鎖など、イタリア全土で4月3日まで継続

  10. ボローニャ発 〓 作曲家の故郷にレスピーギ音楽祭誕生

  11. ミラノ発 〓 スカラ座が新シーズンの概要を発表

  12. ミラノ発 〓 スカラ座のプッチーニ没後100年記念コンサートがピアノ伴奏に、オーケストラらのストライキで

  13. ベルゲン発 〓 エドワード・ガードナーがベルゲン・フィルとの契約を延長

  14. ローマ発 〓 ローマ歌劇場は14日に再開場、続いて野外公演

  15. ウィーン発 〓 ウィーン響の第一コンサート・マスターにダリボル・カルヴァイ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。