イタリアのRAI国立交響楽団(Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI)が次期首席指揮者にアンドレス・オロスコ=エストラーダ(Andrés Orozco-Estrada)を迎えると発表した。2016年からその任にあるジェームズ・コンロンの後任で、任期は2023年10月から3年間。
RAI国立交響楽団はイタリア国営放送RAI(ライ)傘下のオーケストラ。前身は1931年の設立。RAIは1994年になってローマ、ミラノ、トリノ、ナポリにあった傘下のオーケストラを統合し、現在はトリノを本拠地にしている。
オロスコ=エストラーダはコロンビア第二の都市で西部の中心地メデジン生まれの46歳。ウィーン国立音楽大学で学んだ後、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団(2009 – 2015)、フランクフルト放送交響楽団の首席指揮者(2014 – 2021)を歴任した。
また、2015年からヒューストン交響楽団の音楽監督を務めているが、昨年4月に就任一年あまりでウィーン交響楽団の首席指揮者を突然辞任して話題を呼んだ。2025年から、ドイツ・ケルン市の新しい音楽総監督に就任、ギュルツェニヒ管弦楽団とケルン市立オペラの音楽監督を務めることが決まっている。
写真:BBCProms / Wiener Philharmoniker / Chris Christodoulou
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トリノ発 〓 アンドレス・オロスコ=エストラーダがRAI国立交響楽団の首席指揮者に
2023/05/29
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