ミュンヘン発 〓 永田音響設計が「ガスタイク」の音響設計を担当

2018/12/01
【最終更新日】2021/07/17

2021年から始まる総合文化センター「ガスタイク=Gasteig」の改修工事の中で、音響設計を「永田音響設計」の豊田泰久(Yasuhisa Toyota)が担当することが決まった。10者によるコンペの結果。「ガスタイク」内の3つのホールの音響設計を受け持つ。

「ガスタイク」は1985年のオープン。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地として使われてきた。建設から30年を過ぎたこともあって老朽化が進んでいる他、当初から音響の悪さが指摘されていた。改修工事は5年の予定。

その間、ミュンヘン・フィルの演奏場所を確保するため、ミュンヘン市は3000万ユーロの予算で新たなホールを建設する計画。ホールは木製で客席1800。こちらも音響設計は豊田氏。改修工事終了後、民間に売却するという。

写真:Gasteig


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