イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)の唯一のオペラが12月12日と14日、ナポリのサン・カルロ劇場で世界初演されることになった。2020年7月6日に91歳に亡くなったモリコーネは、ゴッフレド・ペトラッシに作曲技法を学び、映画音楽の大巨匠として活躍した。
世界初演されるのは《パルテノペ》。1995年に作曲された作品で、ナポリの創世神話をテーマに、ナポリのマーメイドが変容、喪失、再生を経て、自由と犠牲の象徴である宇宙的存在へと成長する物語。リコーダーからナポリの打楽器、ハープからチューバまで、古代と現代の楽器が交互に使用されているという。グイド・バルビエリとサンドロ・カッペレットの台本を手掛けている。
公演はリッカルド・フリッツァが指揮、ヴァネッサ・ビークロフトが演出を手掛ける。主人公のパルテノペの役は二人のソプラノ歌手に割り当てられており、今回はジェシカ・プラットとマリア・アグレスタを起用。フランチェスコ・デムーロ、デシレ・ジョヴェらが共演する。
写真:GRAMMY Awards
もっと詳しく ▷
ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場がエンニオ・モリコーネ唯一のオペラを世界初演
2025/11/30
- コメント: 0


この記事へのコメントはありません。