ウィーン発 〓 クラウス・マケラがウィーン・フィルにデビュー

2024/12/13

若くしてオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、パリ管弦楽団の音楽監督を務めるクラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)が13日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会でマーラーの交響曲第6番を指揮してオーケストラ・デビューを飾る。定期演奏会は楽友協会大ホールで13日、14日、15日の3日間。

マケラはフィンランドの首都ヘルシンキ生まれの28歳。2021年には、クラシックの名門レーベル「デッカ」と専属契約。指揮者との専属契約はリッカルド・シャイー以来約40年ぶりと話題を呼び、2022年3月にはシベリウスの交響曲全集をリリースしてレコード・デビューした。

また、オスロとパリの後、2027/2028シーズンからはシカゴ交響楽団の第11代音楽監督とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第8代首席指揮者に就任する。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで一気にキャリアの階段を上っており、いま最もその一挙手一投足に注目を集めている指揮者の一人。

写真:Oslo Philharmonic


  もっと詳しく ▷

関連記事

  1. ロンドン発 〓 クラシック音楽界の5つのレーベルがウクライナ人道支援のための募金活動

  2. ミラノ発 〓 スカラ座のトップ、当初の予定通りこの9月でオルトンビーナに交代

  3. ベルリン発 〓 大統領主催のウクライナのための連帯コンサートの指揮者に沖澤のどか。急病のペトレンコの代役で

  4. トロント発 〓 トロント交響楽団の音楽監督にグスターボ・ヒメノ

  5. 名古屋発 〓 名古屋フィルのコンサートマスターに小川響子

  6. カールスルーエ発 〓 バーデン州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  7. アトランタ発 〓 音楽監督のナタリー・シュトゥッツマンとの契約を延長、アトランタ響

  8. モスクワ発 〓 ボリショイ劇場で“ウクライナにおける特別軍事作戦”で死亡した兵士の遺族のためのチャリティー公演

  9. パリ発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラがフランス放送フィルの首席客演指揮者に

  10. ブリュッセル発 〓 エリザベート国際コンクールのヴァイオリン部門で、ウクライナのドミトロ・ウドヴィチェンコが優勝

  11. ティラナ発 〓 ソプラノのエルモネラ・ヤオが母国アルバニアの子どもの権利擁護団体の大使に

  12. ニュルンベルク発 〓 州立劇場の次期音楽総監督にローランド・ベーア、ヨアナ・マルヴィッツの後任

  13. ザルツブルク復活祭音楽祭 〓 来年のオペラはネトレプコ主演の《トゥーランドット》

  14. エアフルト発 〓 ドイツのエアフルト・フィルハーモニー管弦楽団が次期音楽監督にアレクサンダー・プライアー

  15. ライプツィヒ発 〓 ネルソンスたちの擬陽性反応で、ゲヴァントハウス管のコンサート中止に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。