ミュンヘン発 〓 新しいホール建設に州政府がゴーサイン

2024/06/13

ミュンヘンを州都とするドイツ・バイエルン州政府のマルクス・セーダー首相が11日、定例会見の中で新しいホールについて「一つ確かなことは、それは実現するということ。2036年までに成功させる」と述べ、建設に向けて具体的に動き出すことを明らかにした。州政府は2022年、新型コロナウイルスの世界的流行とその対策に追われたことで建設延期を決定していた。

新しいホールはバイエルン放送交響楽団の本拠地として、ミュンヘン東駅近くの工場地帯ヴェルクスフィアテル地区に建設されるもの。オーケストラの首席指揮者を務め、在任中の2019年12月に亡くなったマリス・ヤンソンスが切望していたことを受け、州政府は2021年に建設案を承認していた。当初のプランは、1,900人収容の大ホール、400人収容の小ホール、200人収容のマルチメディアのためのホールという3部構成。設計はオーストリア・ブレゲンツの「Cukrowicz Nachbaur Architekten」社で、音響設計は永田音響設計の豊田泰久氏が担当することになっていた。

ただ、会見で明らかになった新プランでは、小ホールやオフィス、倉庫スペースの建設が中止された他、地下駐車場の台数も削減。2021年に発表されたプランの予算は7億ユーロ(約約1,186億円)だったが、さまざまな見直しで「10億ユーロのプロジェクトが100万ユーロのプロジェクトになる」と説明されている。

写真:Konzerthaus München


関連記事

  1. 訃報 〓 ネッド・ローレム(99)米国の作曲家

  2. ウィーン発 〓 オーストリア政府がウィーン放送響の廃止否定の声明

  3. パリ発 〓 グスターボ・ドゥダメルがパリ国立オペラの音楽監督に

  4. マドリッド発 〓 ドミンゴがSNSで新型コロナウイルス感染を明らかに

  5. パリ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチにフランスの「芸術文化勲章シュヴァリエ」

  6. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭《ニュルンベルクのマイスタージンガー》の公演で、ボー・スコウフスが滑り込みで代役務めて公演救う

  7. ラスベガス発 〓 ラスベガス・フィルが芸術顧問に大御所レナード・スラットキン

  8. ロンドン発 〓 ソンドラ・ラドヴァノフスキーがロイヤル・オペラの日本ツアーへの出演をキャンセル

  9. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが5年かけ、新しい《ニーベルングの指環》

  10. シュヴェチンゲン発 〓 SWRシュヴェツィンゲン音楽祭が開催を断念

  11. エレバン発 〓 ハチャトゥリアン国際コンクールの指揮部門で出口大地が第1位

  12. リンツ発 〓 マルクス・ポシュナーがブルックナー管の首席指揮者を2026/2027シーズンで退任

  13. ストックホルム発 〓 ロイヤル・ストックホルム・フィルが聴衆なしの3回のコンサートを配信

  14. ライプツィヒ発 〓 国際バッハ・コンクールは2025年から毎年開催へ、毎年1部門を開催

  15. ミュンヘン発 〓 世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」も中止

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。