アデレード発 〓 アデレード響の首席指揮者にマーク・ウィッグルスワース

2024/05/16

オーストラリアのアデレード交響楽団(Adelaide Symphony Orchestra)が首席指揮者にマーク・ウィッグルスワース(Mark Wigglesworth)を迎えると発表した。ウィッグルスワースは2018年から2021年にかけ、首席指揮者不在の中で首席客演指揮者を務めており、任期は2025年1月から3年間。

ウィッグルスワースは英国サセックス州の生まれの59歳。王立音楽アカデミーなどで学び、1989年の「キリル・コンドラシン国際指揮者コンクール」で優勝した後、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の首席指揮者(1996ー2000)、スウェーデン放送交響楽団の首席客演指揮者(1998ー2001)を務めた。

また、2015/2016シーズンからイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めたが、1シーズンで辞任している。つい最近、母国のボーンマス交響楽団の首席指揮者に就任することが発要されたところ。ボーンマス響にとっては約60年ぶりに迎える英国人指揮者で、こちらの任期は2025/2026シーズンから。

写真:Adelaide Symphony Orchestra


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. バンベルグ発 〓 ヤクブ・フルシャがバンベルグ交響楽団との契約を延長

  2. ミュンヘン発 〓 ドイツ・サッカー界の“皇帝”フランツ・ベッケンバウアーの追悼式でカウフマンが熱唱

  3. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がオーケストラとの労働協定で合意、開幕公演までに合意を記念する特別コンサートも

  4. チューリッヒ発 〓 世界的な「ロシア・ボイコット」の広がりで、ロシア・ナショナル響のスイス・ツアーは中止に

  5. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》、《コジ・ファン・トゥッテ》をストリーミング配信

  6. シカゴ発 〓 シカゴ響の大ベテラン二人が引退、在籍45年と39年

  7. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ歌劇場が《チェネレントラ》をストリーミング配信

  8. サンターガタ発 〓 イタリア政府がヴェルディの邸宅を収用

  9. ロンドン発 〓 クラシック音楽雑誌「グラモフォン」が「アワード2020」を発表

  10. ミラノ発 〓 スペランツァ・スカップッチのスカラ座デビューが代役起用で前倒しに

  11. ミュンヘン発 〓 ラトルが新ホール建設求め、バイエルン州の音楽家たちと「フラッシュモブ」

  12. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーが2020/2021シーズンをキャンセル

  13. ベルリン発 〓 ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー」を発表

  14. クリーブランド発 〓 空席のコンサートマスターのポジションめぐり、クリーブランド管弦楽団がオーディション

  15. ウィーン発 〓 クラウス・マケラがウィーン・フィルにデビュー

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。