イタリアの指揮者スペランツァ・スカップッチ(Speranza Scappucci)が母国ミラノのスカラ座(Teatro alla Scala)にデビューすることになった。健康上の理由で降板したエヴェリーノ・ピドの代役。スカップッチは2017/2018シーズンからワロン王立オペラの音楽監督を務めており、この5月にスカラ座へのデビューが予定されていた。
代役として指揮するのは、1月18日に初日を迎える新制作のベッリーニ《カプレーティとモンテッキ》。新演出を手掛けるのはエイドリアン・ノーブルで、ロメオにマリアンヌ・クレバッサ、ジュリエッタにリセッテ・オロペサ、テバルドに夏侯金旭(Jinxu Xiahou)、カペッリオにパク・ジョンミン(Jongmin Park)、ロレンツォにミケーレ・ペルトゥージが起用されている。
スカップッチはローマ生まれの48歳。ジュリアード音楽院とローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、国際的な活動を続けてきた。2022年はワロン王立オペラ以外でも、2月と3月にベルリン州立歌劇場で《愛の妙薬》、7月にロンドンのロイヤルオペラ・ハウスでコンサート形式の《アッティラ》を指揮する。
写真:Christophe Fillieule / Festival de Saint Denis
ミラノ発 〓 スペランツァ・スカップッチのスカラ座デビューが代役起用で前倒しに
2022/01/11
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