ロンドンを拠点とする英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)が音楽監督を務めるヴァシリー・ペトレンコ( Vasily Petrenko)との契約を延長した。ペトレンコは2021年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2030年まで延びる。
ペトレンコはロシア・サンクト・ペテルブルク生まれの47歳。サンクト・ペテルスブルグ音楽院で学び、イリヤ・ムーシン、マリス・ヤンソンス、ユーリ・テミルカーノフの下で研鑽を積み、1994年から1997年までムソルグスキー記念歌劇場の指揮者を務めた。
2009年、弱冠29歳で英国のロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。次々にリリースされたショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、エルガー交響曲全集が高い評価を受け、2021年に退任した後は桂冠指揮者となっている。また、2013年から2020年までオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務めた。
ロイヤル・フィルにデビューしたのは2016年で、マーラーの交響曲第2番《復活》を指揮。さらに1年後にヴェルディのレクイエムを指揮、それらが音楽監督就任に繋がった。既にヨーロッパ、アメリカ、アジアへの海外ツアーを行っている。
写真:Ben Wright
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ロンドン発 〓 ロイヤル・フィルが音楽監督のヴァシリー・ペトレンコとの契約を延長
2024/04/26
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