全国の劇場、芸術団体が連携してオペラを共同制作する「全国共同制作オペラ」が2024年度、没後100年を迎えるプッチーニの歌劇《ラ・ボエーム》を取り上げると発表した。指揮は今年で引退を発表している井上道義、舞踊家で演出家の森山開次が演出・振付・美術・衣裳を手掛ける。9月下旬から11月にかけて、全国7都市で計8公演が予定されている。
上演されるのは、東京芸術劇場、名取市文化会館、ロームシアター京都、兵庫県立芸術文化センター、熊本県立劇場、金沢歌劇座、ミューザ川崎シンフォニーホール。新演出を手掛ける森山は井上の指名を受け、「全国共同制作オペラ」が2018年度に製作・上演したモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》で初めてオペラの演出を手掛けている。
歌手陣は200人以上の応募者の中から井上と森山がオーディションで選抜。ミミとムゼッタはダブルキャストで、ミミには髙橋絵理とアルメニア出身のルザン・マンタシャン、ムゼッタにはロシア出身のイローナ・レヴォルスカヤと中川郁文が起用される。また、ロドルフォは全公演、工藤和真が歌う。
写真:全国共同制作オペラ
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東京発 〓 「全国共同制作オペラ」が2024年度にプッチーニ《ラ・ボエーム》を新制作、指揮は井上
2024/04/15
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