マイニンゲン発 〓 州立劇場の次期音楽総監督は初のアルランド人、キリアン・ファレル

2022/09/06

ドイツ・マイニンゲン州立劇場が次期音楽総監督にキリアン・ファレル(Killian Farrell)を迎えると発表した。2011年からその任にあるフィリップ・バッハの後任で、任期は2023/2024シーズンから。

州立劇場は宮廷劇場として知られ、座付きのオーケストラも宮廷楽団の名称で親しまれている。ドイツの州立劇場でアイルランド人が音楽監督となるのは史上初という。

ファレルはアイルランドの首都ダブリン生まれの28歳。ダブリン大聖堂のパレストリーナ合唱団の活動を経て、ダブリンのDIT音楽演劇大学でピアノ、オルガン、指揮を学び、ダブリン大学のトリニティ・カレッジで音楽学の学位も並行して取得した。

2017年からブレーメン州立劇場に入り、2019年からは首席指揮者として活動。2021/2022シーズンからはシュトゥットガルト州立劇場の音楽総監督のアシスタント兼首席指揮者を務めている。

写真:Ulster Orchestra


関連記事

  1. ロンドン発 〓 ソプラノのヨンチェヴァがウィグモアホールへの出演をツイッターで訂正

  2. ベルリン発 〓 劇場とホールの閉鎖は4月中旬まで

  3. ハノーファー発 〓 第11回「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」は米国のマリア・ユデニッチが優勝

  4. ロンドン発 〓 ジョン・エリオット・ガーディナーが自ら創設したモンテヴェルディ合唱団・管弦楽団などからの退任の辞を発表

  5. ベルリン発 〓 ロビン・ティチアーティがベルリン・ドイツ響との契約を延長

  6. マルメ発 〓 次期音楽監督に米国の指揮者ロバート・トレヴィーノ

  7. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が新しい“リング”、演出にユヴァル・シャロンを起用

  8. 東京発 〓 指揮者の小林研一郎にハンガリーの最高位の勲章「大十字功労章」

  9. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表、クラウス・マケラと全米ツアー

  10. リヒャルト・シュトラウス音楽祭 〓 アレクサンダー・リープライヒが芸術監督を辞任

  11. 訃報 〓 ヘルムート・ヴィンシャーマン(101)ドイツの指揮者・オーボエ奏者

  12. ラス・パルマス発 〓 「オペラ・ラス・パルマス」が2022シーズンのラインナップを発表

  13. シカゴ発 〓 指揮者のマリン・オールソップがラヴィニア音楽祭との契約を延長

  14. ケルン発 〓 ヨーロッパ10都市でのウクライナ国歌演奏を集め連帯をアピール、欧州コンサートホール機構

  15. 東京発 〓 第35回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門はマリア・ジョアン・ピレシュ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。