スイス・チューリッヒで行われていた「ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクール」でこのほど、ロシアのイリヤ・シュムクレール(Ilya Shmukler)が優勝した。第2位はラトビアのダウマンツ・リエピンシュ(Daumants Liepins )、ロシアのドミトリー・ユーディン(Dmitry Yudin)が3位に入賞した。
コンクールは1979年、ハンガリー系スイス人ピアニストで「ピアノの吟遊詩人」と賞されたゲザ・アンダの未亡人ホルテンス・アンダビュルレが亡き夫を記念して設立したもの。3年に一度の開催。2024年の本選はパーヴォ・ヤルヴィ指揮のトーンハレ管弦楽団との共演で、審査員にはマルタ・アルゲリッチやロバート・レヴィンといったピアニスト、作曲家の細川俊夫も加わっている。
日本からは、2017年のミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に入賞した久末航(Wataru Hisasue)がセミ・ファイナルに進出。本選進出は出来なかったが、二次予選での演奏が評価され、リスト・バルトーク賞、ベートーヴェン賞を受賞している。
写真:Concours Géza Anda
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チューリッヒ発 〓 ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールはロシアのイリヤ・シュムクレールが優勝
2024/06/13
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