シカゴ交響楽団協会(CSOA)理事会が第11代音楽監督にフィンランドの指揮者クラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)を迎えると発表した。発表によると、任期は2027/2028シーズンから5年間で、1シーズン最低14週間指揮することになるという。
マケラはヘルシンキ生まれの28歳。2020/2021シーズンからノルウェーのオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2022/2023シーズンからパリ管弦楽団の音楽監督、シカゴ響と同じ2027/2028シーズンからはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第8代首席指揮者に就任することが決まっている。
2021年には、クラシックの名門レーベル「デッカ」と専属契約。指揮者との専属契約はリッカルド・シャイー以来約40年ぶりと話題を呼び、2022年3月にはシベリウスの交響曲全集をリリースしてレコード・デビューするなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで一気にキャリアの階段を上っている。
関係者によると、シカゴ響とロイヤル・コンセルトヘボウ管の任期が始まった後は、二つのオーケストラとのパートナーシップを中心にする方針で、それまではパリ管、オスロ・フィルとの活動に重点を置くという。
写真:Philharmonie de Paris / Marco Borggreve
シカゴ発 〓 シカゴ響の第11代音楽監督にクラウス・マケラ
2024/04/03
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