マドリード発 〓 カウフマンとラドヴァノフスキーがともにアリアを再度熱唱、同一舞台で二人はテアトロ・レアル初

2021/07/20

マドリードのテアトロ・レアル(Teatro Real)で7月19日、《トスカ》に出演していたソンドラ・ラドヴァノフスキー、ヨナス・カウフマンの二人が会場からアンコールに応えてそれぞれアリア「歌に生き、恋に生き」、「星は光りぬ」を再度歌い、大喝采を浴びた。同一舞台で二人がアンコールに応えたのは史上初という。

今回の《トスカ》の公演は7月4日の開幕で、主役トスカ役にラドヴァノフスキー、マリア・アグレスタ、アンナ・ネトレプコの3人を起用。カヴァラドッシ役もカウフマン以下4人、スカルピア役もカルロス・アルバレス以下3人が入れ替わりで出演するという力の入った公演で、ニコラ・ルイゾッティが指揮している。

ラドヴァノフスキーは初日4日の公演に続き、7日、10日、13日、16日の公演にも出演しており、どの公演でもアンコールに応えてきたという。一方、2回だけ出演するカウフマンは19日の公演が初日で、テアトロ・レアルでオペラに出演するのは1999年以来、久々の出演だったという。

写真:Teatro Real / Javier del Real


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ハノーファー発 〓 第11回「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」は米国のマリア・ユデニッチが優勝

  2. ミラノ発 〓 スカラ座のトップ、当初の予定通りこの9月でオルトンビーナに交代

  3. ミラノ発 〓 スペランツァ・スカップッチのスカラ座デビューが代役起用で前倒しに

  4. シカゴ発 〓 シカゴ響の第11代音楽監督にクラウス・マケラ

  5. ケープタウン発 〓 若手歌手のための「オペラリア」、2023年は南アフリカのケープタウンで開催

  6. サルヴァドール発 〓 ピアノのマリア・ジョアン・ピレシュが心臓疾患で当面の活動を休止

  7. ケルン発 〓 ケント・ナガノがコンチェルト・ケルンと《リング》四部作上演に挑戦

  8. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールが2020/2021シーズンの残りの公演をキャンセル

  9. パリ発 〓 フランスの夏の音楽祭も相次いで中止を発表

  10. リガ発 〓 エギルス・シリンスがラトビア国立オペラの総監督に

  11. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が新製作の《サロメ》をライブ・ストリーミング

  12. ローマ発 〓 イヴァン・フィッシャーがEUユース管の首席指揮者に

  13. ベネチア発 〓 高潮で開幕公演のリハーサル中止、フェニーチェ劇場

  14. ストックホルム発 〓 ピアノのイゴール・レヴィットがノーベル賞の授賞式で演奏

  15. ベルリン発 〓 ウラディーミル・ユロフスキがベルリン放送交響楽団との契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。