ベルリン発 〓 バレンボイムが一時的に現場復帰

2022/12/15

病気療養中のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)が大晦日、指揮台に復帰することが明らかになった。大晦日と元旦に行われるベルリン・シュターツカペレ(=ベルリン州立歌劇場管弦楽団)のコンサートでベートーヴェンの交響曲交響曲第9番を指揮する。

バレンボイムはこの11月15日で80歳。2月の脊椎手術の後、神経系の重い病気と診断され、キャンセルが続いている。ベルリン州立オペラの新制作で10月に幕を開けた《ニーベルングの指環》の指揮をはじめ、ベルリン・シュターツカペレの11月のアジア・ツアーの指揮も断念、誕生日に予定されていた記念コンサートも中止されている。

ただ、大晦日と元旦に久々に指揮台に立った後はまた療養生活に戻るという。2023年1月にザルツブルクで行われる音楽祭「モーツァルト週間」への出演は早々にキャンセルを発表している。

写真:Staatsoper Unter den Linden


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 置き忘れたヴァイオリン、スティーブン・モリスに戻る

  2. 京都発 〓 京都市響の第14代常任指揮者に沖澤のどか

  3. ウィーン発 〓 演出家のマルティン・クシェイがブルク劇場の芸術監督を退任

  4. ワルシャワ発 〓 ワルシャワ国立フィルの音楽監督にクシシュトフ・ウルバンスキ

  5. ミラノ発 〓 音楽監督のリッカルド・シャイーが反論、ウクライナ領事のスカラ座《ボリス・ゴドノフ》上演取り止め要請に

  6. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラが5月17日に《皇帝ティートの慈悲》の公演で再開場、公演のストリーミング配信も

  7. ドレスデン発 〓 空席だった聖母教会オルガン奏者に27歳のニクラス・ヤーン

  8. アーヘン発 〓 市立劇場がカラヤンの胸像をホワイエから撤去

  9. ニューヨーク発 〓 米国のエンタメ・サイト、メトロポリタン歌劇場の次シーズンをスクープ !?

  10. ウィーン発 〓 国立歌劇場が4月第2週のストリーミング・ラインナップを発表

  11. ミラノ発 〓 スカラ座の《サロメ》は指揮者がメータからシャイーに

  12. ロンドン発 〓 ジョシュア・ベルがアカデミー室内管との契約を延長

  13. バート・イシュル発 〓 レハール音楽祭は作曲者の生誕150年祝えず

  14. ボルドー発 〓 ミンコフスキがボルドー国立オペラとの契約を延長

  15. 訃報 〓 ワルター・バリリ(100)オーストリア出身のヴァイオリニスト, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスター

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。