プラハ交響楽団(Symfonický orchestr hl.m.Prahy)が次期首席指揮者にチェコの指揮者トマーシュ・ネトピル(Tomas Netopil)を迎えると発表した。2020/2021シーズンからその任にあるチェコの指揮者トマーシュ・ブラウネルの後任で、任期は2025/2026シーズンから。
ネトピルはチェコ東部プルジェロフ生まれの48歳。チェコでヴァイオリンと指揮を学んだ後、ストックホルム王立音楽院で指揮をヨルマ・パヌラに師事。2002年にフランクフルトのアルテ・オーパーで開催された第1回「ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクール」で優勝して注目を集めた。
2004年に「プラハの春」音楽祭、ザルツブルク音楽祭にデビュー、2005年には米国のアスペン音楽祭でアシスタント指揮者を務めるなどした後、2009年にプラハの国民劇場の音楽監督に就任した(ー2012)。そのかたわら、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン国立歌劇場にもデビューを重ねている。
オペラ、コンサートの両方で活躍の場を広げており、2012/2013シーズンからはドイツのエッセン市立劇場(アールト劇場)で、2022/2023シーズン終了まで音楽総監督を務めていた。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者も務めている。
写真:Dvořák Prague festival / Petra Hajska
プラハ発 〓 プラハ交響楽団の次期首席指揮者にトマーシュ・ネトピル
2023/09/21
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