スペインのコルドバ管弦楽団は2018/19シーズンから、芸術監督に若手指揮者のカルロス・ドミンゲス=ニエト(Carlos Domínguez-Nieto)を招くことを決めた。コルドバ管弦楽団は1992年、キューバ出身のギタリストで作曲家のレオ・ブローウェル(Leo Brouwer)が中心になって設立された団体で、芸術監督は新しく設けるポスト。
ドミンゲス=ニエトは1972年、マドリードで生まれ。マドリード音楽院、ウィーン国立音楽大学、ザルツブルクのモーツァルテウム大学でピアノ、チェロ、作曲、指揮を学び、イヴァン・フィッシャーのアシスタントを務めた後、ドイツのミュンヘン室内オペラの音楽監督、アイゼナハ歌劇場の音楽総監督(GMD)を務めていた。
コルドバはスペイン南部アンダルシア地方コルドバ県の県都で、アンダルシア地方の中心都市セビリアからは高速鉄道「AV」E」で40分ほどにある。首都マドリードからは1時間40分。かつての「後ウマイヤ朝」の首都で、イスラム時代の文化を伝える建築物や街路が遺され、コンスタンティノーブルたダマスカスと並び、「西方の宝石」と呼ばれている。
コルドバ発 〓 コルドバ管弦楽団が芸術監督にカルロス・ドミンゲス=ニエト
2018/05/10
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