ロンドン発 〓 トーマス・アレンがオペラから引退

2019/03/19

国際的な活躍を続けてきた英国のバリトン歌手トーマス・アレン(Thomas Allen)がオペラの舞台から引退することになった。16日に上演されるモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》への出演が、長く出演を続けてきたロイヤル・オペラ・ハウスでは最後の舞台になるという。今回も当たり役のドン・アルフォンソを演じる。1944年、英国シーアム生まれの74歳。1999年にナイトに叙せられている。

アレンはロンドンの王立音楽院で学び、1969年にウェルシュ・ナショナル・オペラで《セビリヤの理髪師》のフィガロ役を演じてプロ・デビューした。ロイヤル・オペラ・ハウスにデビューしたのは1971年。この時はブリテン「ビリー・バッド」のドナルド役を演じている。その後、ドン・ジョヴァンニ役が評判を取り、ウィーン国立歌劇場、スカラ座、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場といった名門の歌劇場に次々にデビュー。ザルツブルク音楽祭でも活躍し、演技派のリリック・バリトンとして国際的な活躍を続けてきた。

写真:Highgate School


関連記事

  1. ウィーン発 〓 2020年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はネルソンス

  2. マルメ発 〓 次期音楽監督に米国の指揮者ロバート・トレヴィーノ

  3. ボローニャ発 〓 ダニエレ・ガッティがモーツァルト管弦楽団の音楽監督に

  4. 訃報 〓 アンナー・ビルスマ, オランダのチェロ奏者

  5. ストックホルム発 〓 今年の“ノーベル賞の指揮者”にフィンランドのダリア・スタセヴスカ

  6. ライプチヒ発 〓 コープマンがバッハ資料財団の新しい会長に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。