ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者を務めたゲルト・ザイフェルト(Gerd Seifert)が亡くなった。88歳だった。
ハンブルク生まれで、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者アルベルト・デッシャーの薫陶を受け、1948年にデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラ管弦楽団に入団、1964年まで首席奏者を務めた。1956年にミュンヘン国際音楽コンクール(Internationaler Musikwettbewerb der ARD)のホルン部門で優勝。
1961年からバイロイト祝祭管弦楽団のメンバーとなる。1964年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団。1996年の退団まで首席奏者を務め、ヘルベルト・フォン・カラヤンの黄金期を支えた。
演奏のかたわら、1970年から2003年までベルリン芸術大学とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のアカデミーで教鞭を執った。引退後、フリー奏者として活動した。
写真:Berliner Philharmoniker
訃報 〓 ゲルト・ザイフェルト(88)ドイツのホルン奏者
2019/03/04
【最終更新日】2023/02/16
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