ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2019年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表

2018/11/15

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が行う2019年の「ニューイヤー・コンサート」の曲目が明らかになった。「ニューイヤー・コンサート」はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が毎年元旦、彼らが本拠地にしている楽友協会の大ホールで行っている恒例行事。“音楽の都からの年賀状”で、演奏は90カ国以上に中継され、全世界で1億人を超える人たちが新年気分を味わっているとされる。

2019年の指揮は初登場となるクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)。コンサートのプログラムは通常、“ワルツ王”ヨハン・シュトラウス2世らシュトラウス家の楽曲を中心に構成されるが、ティーレマンはそこにカール・ミヒャエル・ツィーラー(Carl Michael Ziehre)とヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(Joseph Hellmesberger Jr.)という二人のオーストリアの作曲家の作品を加えた。

カール・ミヒャエル・ツィーラー(, 1843-1922)はウィンナ・オペレッタの黄金時代「金の時代」、「銀の時代」に活躍した作曲家の一人。一方のヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(1855-1907)はウィーン音楽院作曲教授、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを経て、マーラーの後任として首席指揮者を務めた人物。ジョルジュ・エネスコ、フリッツ・クライスラーを指導したことでも知られる。

カール・ミヒャエル・ツィーラー:行進曲《シェーンフェルト男爵》op.422
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《反作用》op.184
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:《妖精の輪舞》
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル《Express》op.311
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《北海の絵》op.390
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル《速達郵便で》op.259

休憩

ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《ジプシー男爵》序曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ《踊り子》op.227
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《芸術家の生活》op.316
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル《インドの舞姫》op.351
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ《オペラの夕べ》op.162
ヨハン・シュトラウス2世:オペラ《騎士パズマン》より“エヴァのワルツ”
ヨハン・シュトラウス2世:オペラ《騎士パズマン》より“チャルダッシュ”
ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲op.335
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:間奏ワルツ
ヨハン・シュトラウス2世,ポルカ・マズルカ《女性への讃歌》op.315
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《天体の音楽》op.235

写真:Vienna Philharmoniker


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. オタワ発 〓 ワリス・ジウンタが「ジョン・フリーダ」のCMに

  2. ワシントン発 〓 作曲家フィリップ・グラスがケネディ・センター名誉賞を受賞

  3. マンチェスター発 〓 BBCフィルハーモニックの次期音楽監督にオメール・メイア・ヴェルバー

  4. ワシントン発 〓 女性9人がドミンゴのセクハラを告発

  5. 東京発 〓 新国立劇場が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  6. マドリード発 〓 サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルのホールが「テレサ・ベルガンサ・オーディトリアム」に

  7. レノックス発 〓 ボストン交響楽団がシャルル・デュトワに贈った「クーセヴィツキー賞」を取り消し

  8. アムステルダム発 〓 ホルンのケイティ・ウーリーがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者に

  9. ニューヨーク発 〓 ラン・ランが音楽教育に500万ドルの寄付

  10. 東京発 〓 日本フィルの首席客演指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン

  11. バイロイト音楽祭 〓 2019年の《タンホイザー》でゲルギエフが音楽祭デビュー

  12. マインツ発 〓 作曲家イェルク・ヴィトマンに第4回「ロベルト・シューマン」賞

  13. [ 新作オペラFLASH 2018 ]バイロイト音楽祭 〓 ローエングリン

  14. 訃報 〓 ゲルト・ザイフェルト(88)ドイツのホルン奏者

  15. ミュンヘン発 〓 カウフマンにマキシミリアン勲章

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。