ルートヴィヒスハーフェン発 〓 ラインラント=プファルツ州立フィルが首席指揮者のマイケル・フランシスとの契約を延長

2023/06/02

ドイツのラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団が首席指揮者を務める英国人指揮者マイケル・フランシス(Michael Francis)との契約を延長した。2019/2020シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期は2029年まで延びる。

ラインラント=プファルツ州立フィルはドイツ西部ライン川の西岸の街ルートヴィヒスハーフェンに本拠地を置くオーケストラ。過去の指揮者にはクリストフ・エッシェンバッハ、ベルンハルト・クレー、テオドール・グシュルバウアー、レイフ・セーゲルスタムがいる。

46歳のフランシスはカーディフ音楽院卒業後、2003年にコントラバス奏者としてロンドン交響楽団に入団。2006年のリトアニア・ツアーの際、ショスタコーヴィチの交響曲第4番のリハーサルを任されたのをきっかけに指揮者に転身した。

2007年には、本番12時間前に病気で降板したワレリー・ゲルギエフの代役を見事に務め、指揮者としての評価を固めた。2012年から2016年にかけてスウェーデンのノールショピング交響楽団の首席指揮者を務めた。

また、2015/2016シーズンから米国のフロリダ管弦楽団の音楽監督を務め、サンディエゴ近郊のデル・マーで開催される「メインリー・モーツァルト・フェスティバル」の音楽監督も務めている。

写真:Christian Kleiner


関連記事

  1. トゥールーズ発 〓 キャピトル劇場が新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ミラノ発 〓 スカラ座総裁にウィーン国立歌劇場総裁のドミニク・マイヤー

  3. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン放送管が首席客演指揮者のパトリック・ハーンとの契約を延長

  4. オスロ発 〓 ノルウェー国立オペラが2018/2019シーズンのラインナップを発表

  5. パンプローナ発 〓 パンプローナに新しい音楽祭が誕生

  6. ニュルンベルク発 〓 読響がヨーロッパ・ツアーをスタート

  7. ウィーン発 〓 ポーランド出身のウツィア・マジアーがウィーン放送響のコンサートマスターに

  8. フライブルク発 〓 2021年の「ドイツ音楽コンクール」の受賞者決まる

  9. ストックホルム発 〓 アラン・ギルバートがスウェーデン王立歌劇場の音楽監督に

  10. ベルリン発 〓 ペトレンコとベルリン・フィルもウクライナへの連帯を表明

  11. 大阪発 〓 大阪交響楽団の次期常任指揮者に山下一史

  12. ポズナン発 〓 ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の次期音楽監督にウカシュ・ボロヴィチ

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ウィーン発 〓 2021年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はムーティ

  15. 訃報 〓 シルヴィア・ゲスティ(84)ハンガリーのソプラノ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。