ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2018/2019シーズンのラインナップを発表

2018/04/16
【最終更新日】2022/01/05

ベルリンのコーミッシェ・オーパーが2018/2019シーズンのラインナップを発表した。2018/2019シーズンは、音楽総監督に就任したラトビア出身の指揮者アイナルス・ルビキスの最初のシーズン。

ルビキスは1978年、ラトビアの首都リガの生まれ。母国の音楽アカデミーで学び、ドイツ・バンベルグ交響楽団主催のグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝して注目を集め、その後、ヨーロッパの歌劇場で指揮活動を重ねてきた。シーズンの開幕に先立ち、6月16日に劇場のインテンダントを務めるバリー・コスキーの新演出によるショスタコーヴィチの《鼻》を指揮する。

プレミエ(新演出上演)はコルンゴルト《死の都》、ヴァルティノーニ《オズの魔法使い》、バーンスタイン《キャンディード》、プッチーニ《ラ・ボエーム》、ヘンデル《インドの王ポーロ》、アブラハムの《ヴィクトリアと軽騎兵》と《ロキシーとワンダーチーム》の7演目。また、1965年生まれの現代作曲家モーリッツ・エッゲルト(Moritz Eggert)の 《街が殺人者を追う》の世界初演も行われる。演出はコスキー。

また、11月23日から25日まで生誕100年を記念した「レナード・バーンスタイン・フェスティバル」、2019年3月1日から3日にかけて「タンゴ祭」、6月25日から30日にかけて新演出上演のプロダクションを集中上演する「コーミッシェ・オーパー・フェスティバル」が行われる。

写真:komische-oper-berlin / Silvia Lelli


    詳しくはこちら ▷


関連記事

  1. 東京発 〓 ベルリン・フィルが来夏、河口湖ステラシアターで野外コンサート「ヴァルトビューネ」

  2. ウィーン発 〓 話題の《ピーター・グライムズ》で国立歌劇場合唱団に19人の陽性反応、あわや上演中止の危機に

  3. レーゲンスブルク発 〓 市立劇場の座付きオーケストラ、レーゲンスブルク・フィルハーモニックの次期音楽総監督兼首席指揮者にステファン・ヴェセルカ

  4. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク響の次期首席指揮者にジョナサン・ダーリントン

  5. バニング発 〓 アナログ・レコード人気に打撃、ラッカー盤製造メーカーの工場が全焼

  6. 訃報 〓 ギヤ・カンチェリ(84)ジョージア出身の作曲家

  7. 東京発 〓 日本フィルが2024/2025シーズンの定期演奏会のラインナップを発表

  8. 東京発 〓 ウィーン国立歌劇場の舞台映像が初めて日本の映画館のスクリーンに

  9. ベルリン発 〓 ジョン・ウィリアムズ、2月で90歳。ベルリン・フィルとのライブ・アルバムのリリースあり、ケネディ・センターでは3日間のフェスティバルも

  10. ロイトリンゲン発 〓 ヴュルテンベルク・フィルが首席指揮者のアリアーヌ・マティアクとの契約を延長

  11. ナント発 〓 国立ロワール管が新シーズンのラインナップ発表を見送り

  12. 訃報 〓 ミレッラ・フレーニ(84)イタリアのソプラノ歌手

  13. 浜松発 〓 浜松国際ピアノコンクールが第11回コンクールの開催概要を発表

  14. サンタンデール発 〓 第20回「パロマ・オシェイ・サンタンデール国際ピアノ・コンクール」でカナダ出身のイェーデン・イジク=ドズルコが優勝

  15. 北京発 〓 フィラデルフィア管が中国ツアーをスタート

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。