心臓の検査と治療で演奏から遠ざかっていたピアニストのマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)が8日夜、スイス・ルツェルンのカルチャー・コングレスセンターで行われたコンサートに出演、元気な姿を見せた。アルゲリッチは1月11日にフランス・リヨンで予定されたリサイタルをキャンセルしてから出演を見合わせていた。
出演したのは、ルツェルン交響楽団のコンサート。指揮者は昨シーズンからオーケストラの首席指揮者を務めるミヒャエル・ザンデルリンクで、前半にブラームスの交響曲第3番が置かれ、アルゲリッチは後半でシューマンのピアノ協奏曲を弾いて喝采を浴びた。
8日のコンサートはオーケストラが7日から11日にかけて行う「ピアノ・フェスティバル」シリーズの一つで、アルゲリッチは再び11日にチェロのミッシャ・マイスキー、バリトンのトーマス・ハンプソンとステージに立つことになっている。アルゲリッチは昨年6月で81歳。
写真:Luzerner Sinfonieorchester
ルツェルン発 〓 ピアノのアルゲリッチが約1ヵ月ぶりに現場復帰、心臓の検査と治療経て
2023/02/09
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