広島交響楽団(Hiroshima Symphony Orchestra)が次期音楽監督にオーストリア出身の指揮者で、新日本フィルハーモニー交響楽団元音楽監督クリスティアン・アルミンク(Christian Arming)を迎えると発表した。2017年からその任にある下野竜也の後任で、任期は2024年4月から5年間。退任後の下野は桂冠指揮者に就任するという。
アルミンクは1971年、ウィーン生まれの51歳。ウィーン国立音楽・演劇大学でカール・エスターライヒャーとレオポルト・ハーガーに指揮を学び、1994年から本格的に指揮活動を開始した。
24歳だった1996年、チェコのヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団と初共演。その後すぐに首席指揮者に迎えられ、2001/2002シーズンまで務めた。その後、2001年から2004年にかけてスイスのルツェルン歌劇場の音楽監督(=ルツェルン交響楽団首席指揮者)を務めた。
2003年、32歳で新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任。意欲的なプログラミング編成で話題を集め、2006年の《火刑台上のジャンヌ・ダルク》は第3回「三菱信託音楽賞奨励賞」を受賞している。
新日本フィルハーモニー交響楽団は2013年で退任、その後はベルギーのリエージュ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督(2011-2015)を務めた。広島交響楽団には2014年8月に初めて客演、広島市で行われた「平和の夕べ」コンサートを指揮している。
写真:Orchestre Philharmonique Royal de Liège
もっと詳しく ▷
広島発 〓 広島響の次期音楽監督にクリスティアン・アルミンク
2022/12/15
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。