オーストリアのブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)が次期芸術監督にフィンランドのリリ・パーシキヴィ(Lilli Paasikivi)を迎えると発表した。パーシキヴィはメゾ・ソプラノ歌手として活動した後、2013年から首都ヘルシンキにあるフィンランド国立歌劇場の芸術監督を務めている。
次期芸術監督は、2024年夏の音楽祭を最後にベルリン州立オペラの芸術監督に転出するエリザベス・ソボトカ芸術監督の後任。選考は10月1日から11月12日にかけて行われ、22名の応募があったという。
パーシキヴィは1965年、東部イマトラ生まれの57歳。フィンランドを代表する歌手の一人として活躍、マーラー解釈で定評があり、アルマ夫人の歌曲全集の録音もある。任期は2025年からで、最初に手掛ける新制作は2026年のシューベルト《湖上にて》になる。
音楽祭は上演作品を2年に一度変えるスタイルで運営されており、2023年は2022年に続いてプッチーニ《蝶々夫人》。2024年と2025年はフィリップ・シュトルツル演出のウェーバー《魔弾の射手》が上演される。
Bregenzer Festspiele / Anja Köhler
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ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭がフィンランド国立歌劇場の芸術監督リリ・パーシキヴィを次期芸術監督に
2022/12/15
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