グラーツ発 〓 ローランド・クルティヒがグラーツ歌劇場の音楽総監督退任へ

2022/05/21

オーストリアのグラーツ歌劇場が20日、音楽総監督を務めるローランド・クルティヒ(Roland Kluttig)が契約を更新せず、2022/2023シーズンで退任すると発表した。クルティヒは2017/2018シーズン、デュカス《アリアーヌと青ひげ》を指揮して劇場デビュー。2020/2021シーズンから、オクサーナ・リーニフの後を受けてその任にある。

クルティヒは1968年、ドイツ・ラーデベルク生まれの53歳。ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学で学び、2000年から2004年までシュトゥットガルト州立劇場でローター・ツァグロセクのアシスタント。2010年からグラーツに移るまでコーブルク市立劇場の音楽監督を務めている。

写真:Radio-Symphonieorchester Wien / Marco Borrelli


関連記事

  1. アムステルダム発 〓 首席指揮者不在のロイヤル・コンセルトヘボウ管で楽団員が投票

  2. 東京発 〓 N響が2024/2025シーズンの定期演奏会の公演ラインナップを発表

  3. ハンブルク発 〓 ドイツ・グラモフォンがアバドの生誕90年を記念して、残された録音をすべて収録した限定ボックス・セットをリリース

  4. バレンシア発 〓 指揮者のマーク・エルダーがソフィア芸術宮殿の音楽監督に

  5. フランクフルト発 〓 市立歌劇場の次期音楽総監督にトーマス・グガイス、セバスティアン・ヴァイグレの後任

  6. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが空席の首席ホルン奏者に中国の24歳、ユン・ゼンを採用

  7. 訃報 〓 リン・ハレル(76)米国のチェロ奏者

  8. ミラノ発 〓 スカラ座の次シーズンのアウトラインが明らかに。48年ぶりに《ノルマ》が復活

  9. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールが7月末までの公演をすべてキャンセル

  10. ロンドン発 〓 ロンドン響が2024/2025シーズンを発表、アントニオ・パッパーノ体制がスタート

  11. ウィーン発 〓 国立歌劇場が管弦楽団の首席チェロ奏者を解任

  12. ヘルシンキ発 〓 フィンランド国立オペラが新制作の《トゥーランドット》のストリーミング配信を開始

  13. クリーブランド発 〓 フランツ・ウェルザー=メストのキャンセルでイゴール・レヴィットも降板、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏で

  14. ベルリン発 〓 ドイツの演出家クラウス・グートがロシアの「ゴールデン・マスク賞」の受賞を拒否

  15. ニュルンベルク発 〓 演出家のペーター・コンヴィチュニー、初日前にまた解任される

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。