英国のリーズ国際ピアノコンクール(Leeds International Piano Competition)が25日、予選通過者を発表した。発表によると、2021年の応募者は264人で、前回2018年に比べて43%増という。通過者は28か国からの、63名。この後、映像審査による第2ラウンド、準決勝と進み、9月にアンドルー・マンゼ指揮のロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団と共演する本選が行われる予定。
コンクールは昨年末に死去したファニー・ウォーターマンらによって1961年に創設。1963年に第1回を開催してから、3年に一度のペースで行われ、これまでラドゥ・ルプ−、マレイ・ペライア、アンドラーシュ・シフ、内田光子、ラルス・フォークトといったピアニストを輩出している。
入賞者には賞金以外に多くの特典が設けられていることで知られ、音楽事務所「アスコナス・ホルト」によるマネージメント、「ワーナー・クラシックス」によるデビュー録音、ロンドンのウィグモア・ホールとサウスバンク・センターでのリサイタル、ピアノ・メーカー「スタインウエイ」によるヨーロッパと東アジアのツアーなど盛りだくさん。
写真:Leeds International Piano Competition
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リーズ発 〓 リーズ国際ピアノコンクールが予選通過者を発表
2021/01/26
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