ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭、2023年のオペラはカウフマン主演の《タンホイザー》。レジデント・オーケストラにアンドリス・ネルソンス率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管

2022/03/18

ザルツブルク復活祭音楽祭(Osterfestspiele Salzburg)が2023年の構想を発表した。それによると、2023年の音楽祭は2022年で契約が切れるクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)とシュターツカペレ・ドレスデンのコンビに代わり、アンドリス・ネルソンス率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団がレジデント・オーケストラを務めるという。

発表によると、2023年のオペラはワーグナー《タンホイザー》。演出を手掛けるのはロメオ・カステルッチで、主人公のタンホイザーにはヨナス・カウフマンが起用される。カウフマン初のローエングリンで、マーリス・ペーターゼン、エリーナ・ガランチャ、ゲオルク・ツェッペンフェルト、クリスティアン・ゲルハーヘルga
共する。


音楽祭は2022年から、総監督にニコラウス・バッハラー(バイエルン州立オペラ前総裁)を招聘。2012年から音楽祭を支えてきたシュターツカペレ・ドレスデンに代え、2023年から毎年違ったオーケストラを招くことになった。2023年は、これまでなかったバレエ・プログラムを取り入れるのも特徴。イスラエルのエマニュエル・ガット・カンパニーによるワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集が登場する。

写真:Osterfestspiele Salzburg


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