サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ・バレエ団の芸術監督にタマラ・ロホ

2022/01/12

サンフランシスコ・バレエ団が芸術監督にスペイン出身のタマラ・ロホ(Tamara Rojo)を迎えると発表した。バレエ団が女性のバレエ監督を迎えるのは初めて。2012年から務めてきたイングリッシュ・ナショナル・バレエ団の芸術監督兼リード・プリンシパルは退任するという。

ロホは1974年、カナダ・モントリオール生まれの47歳。生後4ヶ月で両親の故郷であるスペインに移り、10歳でマドリードにあるヴィクトール・ウラーテ・バレエ学校に入学、1994年のパリ国際ダンス・コンクールで金賞と特別賞を受賞して頭角を現した。

1996年、コンクールの審査員だったガリーナ・サムソワの招きでスコティッシュ・バレエ団に入団するが、1997年にはイングリッシュ・ナショナル・バレエ団に移籍、プリンシパルとして活躍した。2000年にダーシー・バッセルの代役として客演したことでロイヤル・バレエ団に移籍、13年にわたってプリンシパルとして活躍した。

写真:tamara-rojo.com / Karolina Kuras


関連記事

  1. ミュンヘン発 〓 青木尚佳がミュンヘン・フィルのコンサートマスターに

  2. ルクセンブルク発 〓 ルクセンブルク市立大劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ワシントン発 〓 ヴァイオリニストの五嶋みどりにケネディ・センター名誉賞

  4. サンクト・ペテルブルク発 〓 ミハイロフスキー劇場の音楽監督にアレヴティナ・ヨッフェ、ロシア初の女性音楽監督

  5. ハンブルク発 〓 新しい「アルゲリッチ音楽祭」でデュトワはドイツに復帰

  6. 東京発 〓 ウィーン国立歌劇場が2025年10月に日本公演

  7. シカゴ発 〓 シカゴ響が「ムーティ最後のシーズン」2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、注目集める客演指揮者

  8. マンチェスター発 〓 カーチュン・ウォンが日フィルに続いて、ハレ管の首席指揮者に

  9. ロンドン発 〓 2024年の「最も忙しい指揮者」はクラウス・マケラがアンドリス・ネルソンスを抜いてトップに

  10. 訃報 〓 タリン・フィービッグ(49)オーストラリアのソプラノ歌手

  11. ロンドン発 〓 発表、オペラ・アワード2018

  12. ミュンヘン発 〓 ソプラノのアスミック・グリゴリアンが当面の出演をキャンセル

  13. ケルン発 〓 ヨーロッパ10都市でのウクライナ国歌演奏を集め連帯をアピール、欧州コンサートホール機構

  14. ニューヨーク発 〓 モーストリー・モーツァルト・フェスティバルも開催中止

  15. ニューヨーク発 〓 指揮者のマイケル・ティルソン・トーマスが11月に現場復帰

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。