ベートーヴェンが構想していたとされる交響曲第10番が10月9日、作曲家の生地ドイツのボンでディルク・カフタン指揮のボン・ベートーヴェン管弦楽団(Beethoven Orchester Bonn)によって世界初演される。当初は作曲者の生誕250年を記念するイベントの一つとして企画されたが、新型コロナウイルスの世界的流行で延期されていた。
演奏されるのは、作曲者自身が残したスケッチを元にAI(人工知能)の力を借りて仕上げられた作品。音楽学者のマティアス・レーダーを中心としたチームがベートーヴェンの作曲スタイル、作曲家の発想の癖などを解析。それらをAIに学習させて生まれてきた音楽を、オーストリアの作曲家ウォルター・ヴェルソワが仕上げて完成させたという。
写真:Beethoven Orchester Bonn
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ボン発 〓 ディルク・カフタン指揮のボン・ベートーヴェン管がベートーヴェンの交響曲第10番を世界初演
2021/10/09
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