英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞「グラモフォン・アワード=Gramophone Classical Music Awards」を発表した。
賞は1977年の創設で、前年1年の録音が対象。クラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ。「グラモフォン」誌の批評家などを中心に、放送局や音楽業界のさまざまなメンバーによって選出されている。
「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」は2018年から、7月から9月にかけて行われる一般投票によって決定されている。受賞作は以下の通り。
……… 年間賞
[Label of the Year]ドイツ・グラモフォン
[Lifetime Achievement]グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
[Young Artist of the Year]ファティマ・サイード(ソプラノ)
[Special Audio]The Golden Renaissance(ジョスカン・デ・プレ)
[Concept Album]チェロ 360(クリスチャン=ピエール・ラ・マルカ)
[Artist of the Year]ジェイムズ・エーネス(ヴァイオリン)
[Special Achievement]ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
[Orchestra of the Year]ミネソタ管弦楽団
……… 録音賞
[Chamber]
エルガー&ビーチ: ピアノ五重奏曲集
=タカーチ弦楽四重奏団 / ギャリック・オールソン
[Choral]
ドゥシーク: 荘厳ミサ曲
=リチャード・エガー / エンシェント室内管弦楽団 / エンシェント室内合唱団
[Concerto]
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン協奏曲集
=アリーナ・イブラギモヴァ / ウラディーミル・ユロフスキ / ロシア国立アカデミー管弦楽団
[Contemporary]
アレッポの園芸商 – ジョン・ピカード: 室内楽作品集
=マーティン・ブラビンズ / ナッシュ・アンサンブル
[Early Music]
ジョスカン・デ・プレ: ミサ曲集《フェラーラ公エルコーレ》、《恋の相手を変えたのなら》、《嘆きながら》
=ピーター・フィリップス / タリス・スコラーズ
[Instrumental]
バッハ~リュートもしくはチェンバロで
=ショーン・シベ
[Opera & Recording of the Year]
ブリテン: 歌劇 《ピーター・グライムズ》
=エドワード・ガードナー / ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 / スチュアート・スケルトン / エリン・ウォール
[Orchestral]
フランツ・シュミット: 交響曲全集
=パーヴォ・ヤルヴィ / フランクフルト放送交響楽団
[Piano]
J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第2巻より
=ピョートル・アンデルジェフスキ
[Song]
エル・ヌール
=ファトマ・サイード
[Voice & Ensemble]
ヴェルディ: オペラ・アリア集
=ルドヴィク・テジエ / フレデリック・シャスラン / ボローニャ歌劇場管弦楽団
写真:Gramophone
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