コロナ禍やロシアのウクライナに対する武力侵攻で世界が混乱する中、今こそ助け合おうというメッセージを世界に発信しようと、小澤征爾(Seiji Ozawa)が23日、4年ぶりにサイトウ・キネン・オーケストラを指揮した。演奏は若田光一飛行士が滞在する国際宇宙ステーション「きぼう」にライブ配信されている。
演奏をライブ配信する試みは、オーケストラと宇宙航空研究開発機構・JAXAの共同企画。小澤が総監督を務める「セイジ・オザワ・松本フェスティバル」の30周年特別記念公演が25日から開かれるのに先立ち、長野県松本市のキッセイ文化ホールで行われた。
小澤は現在、87歳。この日は車椅子に座ってベートーヴェンの《エグモント》序曲を指揮したが、指揮自体が久しぶりだったこともあり、演奏が終わると涙ぐむ場面もあった。演奏に当たり、「僕らは同じ星に住む同じ人間であることを感じて、みんなでひとつになれることを願っています」などと述べている。
写真:One Earth Mission / Michiharu Okubo
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松本発 〓 小澤征爾が4年ぶりにサイトウ・キネン・オーケストラを指揮、演奏は宇宙の若田光一飛行士へライブ配信
2022/11/29
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