指揮者のキリル・ペトレンコ(Kirill Petrenko)が12月13日と15日に予定されたノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団への客演をキャンセルした。オーケストラによると、キャンセルの理由は「予期せぬ深刻な健康上の問題」。12日にベルゲン入りしたペトレンコはリハーサル開始の数時間前に体調の異常を訴えたという。
キリル・ペトレンコが指揮する予定だったのは、コンサート形式のリヒャルト・シュトラウス《エレクトラ》。主人公のエレクトラにイレーネ・テオリンを起用した公演で、代役はオーケストラの首席指揮者を務めているエドワード・ガードナーが務めた。
ペトレンコはベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽監督(2002ー2007)、バイエルン州立歌劇場の音楽総監督(2013–2020)を経て、2019年からサイモン・ラトルの後任として“天下の”ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督を務めていることはご承知のとおり。
写真:Digital Concert Hall / Monika Rittershaus
ベルゲン発 〓 ペトレンコ、ベルゲン・フィルのコンサートを「深刻な健康問題」でキャンセル
2023/12/18
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